SHOT 076 - 2005/08/27

マセラティ・シャマルのブロアファンを回すとカラカラと異音がするのでブロアモーターをオーバーホールすることになりました。

以下、青字はメカニックからのメッセージです。

マセラティだけでもギブリやザガート・スパイダーなど、ダッシュボードを外す作業は珍しくありませんが、いつ見ても壮絶な景色です。

でも、ふだん見えないところが見えるのが面白い。覗き込んでみると助手席側にコンピュータが2個ついていました。

ただ外して作業するだけでなく、ダッシュを外す事により普段見づらいところに手が届きます。「こんなところにグランドが」と思ったら締め付け接点を確認していました。

エアコンケースが外れました。

例によってスポンジは変質してべたべたになっています。スポンジがだめになると風が抜けてエアコンの効きが悪くなることもあるので、一旦きれいに取り除いてから新しいスポンジを張っていくのも大事なことです。

エアコンのエバポレーターとヒーターコアがいっしょになっているタイプです。上のブロアファンをオーバーホール済のものに交換します。

モーターやエバポレーターなどすべて外して、ケースの内外ともに清掃します。

清掃作業により臭いも改善できればと思います。せっかくの掃除のチャンス見逃すわけにいきません。

新しいブロアモーターを組み込んでエアコンケースを閉めて、ダッシュの元の位置に取り付けました。

ダッシュボードのきしみ防止のため、ボディ側にスポンジを4ヶ所貼っておきました。見えないところだからこそ、手を抜いてはいけないと考えます。

ボディ側のスポンジは最初は付いてません。少しでも改善できればの気持ちです。

ダッシュボードを外したときに見える配線やヒューズボックスなどは接触不良を起こさないよう対策しておきました。また、お客様のご要望により、キーレス(To-Fit)を取り付けました。最後にきれいに洗車してお返しします。

キーレスはアンサーバッグをハザード点灯にしました。結構離れても反応します。なかなか気持ちよいですよ。