SHOT 086 - 2005/10/08

商品車として入庫した AUDI S6 です。

走り出した瞬間感じるドッシリ感がドイツ車らしい。思わずオペル・アストラを思い出しました。個人的にはこのサイズが好きです。4.2リッターV8エンジンで340psもあるから速いですし、クワトロ4WDなので雨の高速道路でも安定感抜群。AUDIってベンツよりもサラっと乗れそうなところが良いですね。

これから納車整備を行う 1996 MASERATI GHIBLIです。

S6と比べると本革とウッドの自然派です。言い換えると華のある過激派。濡れた路面ではアクセルを控えめに。ボタンのタッチひとつでも「思いやり」が求められますが、それを楽しめる方には最高のクーペだと思います。

納車整備を終えた 2000 MASERATI Quattroporte Evo.6 です。

Evoになって「数多く改良された」といいますが、弱点はあまり変わっていないような気がします。ひとつ感じるのはATの場合、やたら前に出たがるのです。Dレンジに入れた状態ではアイドリングでもブレーキが甘いと動いてしまいますし、信号が青になって軽くアクセルを入れたつもりでも猛然とダッシュしていきます。スピードが出るという点ではS6に引けを取りませんが、問題は高速域における緊急回避。ドイツ車よりも「理性」を求められる車です。

これも商品車の、MASERATI GRANSPORT。黒ボディの黒内装。むちゃくちゃカッコいいです。

4.2リッターV8で401ps/7,000rpm、46kgm/4.500rpm。ミッションは6速セミオートマチック(カンビオコルサ)のみ。

まだ1万kmですが、リアタイヤはすでに溝がありません。フロントが235/35-19、リアが265/30-19。いまは P-ZERO Rossoを履いています。乗り味はがっちり剛性感があってマセラティとは思えません(失礼)。足も固い。とっても速いのですが、市街地では怖くて踏めません。高速で試してみたいクルマです。