SHOT 091 - 2005/10/12

久しぶりにBMW520に乗りました。

出足がゆっくりなのは相変わらずですが(笑)、ボディサイズはこれくらいがちょうどいいなー。それに、踏めば回転計の針がピンっと起きてエンジン音が響いてくるのが良いカンジ。私見ですが、車重1,500kgを越すセダンは排気量が3リッター欲しい。2リッターでも走るけれどパワーを回転数で引き出さなければなりません。それは JAGUAR X-TYPE 2.0 V6 でも感じます。踏めば走るといっても、回転が上がるまでにタイムラグを我慢できるかどうかが分かれ目。ALFA ROMEO 166 3.0 V6 ならばストレスはありません。AUDI S6 4.2リッターV8までいくとパワーが余ります。

今日名神高速で3.6リッターV8マシンを乗りました。中央分離帯でススキが手を振ってました。その傍らを飛んでいきます。速いです。スポーツカーです。シアワセです。5速からでも踏んでいけばぐんぐん加速していきます。400psもあれば当然でしょうか。その気になればほとんど無敵かも。思ったより乗りやすく、フレキシブルなエンジン。ふっとルームミラーを見て「ワーォ!」。エンジンが映っているじゃないですか。粋な演出です。

さて、このBMW735です。

こうして写真でみるとホイールベースが長いですね。ノートパソコンとデジタル一眼レフを入れたバッグを毎日トランクに積んで運ぶのですが、同じ駐車位置に輪止めに当てて止めると520のときよりも背後の壁との隙間が減りました。たまにALFA147などを止めるとうしろが空きすぎて変な感じです。タイヤを新調してゴロゴロ感がなくなりましたが、ホイールを替えてバネ下がどうとかいうのはよくわかりません。カッコいいからオッケーです。

735はちょっと大きいです。ここまで大きくなくてもいい。「つぎはXJかな」なんて思っていましたが考え直したほうがいいかも。ただ、先日ROVER MINIのことを書いて「ついに俺もここまで来たか」と感慨に浸っておりました。だって、ROVER MINI、ALFA155TS 8V、ALFA164 SUPER 24V、VW VENTO、BMW520、BMW735と「サルーン」ばかり乗り継いできたのです。家族が運転するかと思って小型化を狙ったVENTOを例外としてすこしずつ大きくなってます。「クルマで世界一周」と考えていましたが、イギリス、イタリアと来て、現在ドイツで長期滞在中。だって居心地がいいんだもん。

今夜も735にユルユルと揺られながら考えていたのですが、ほとんど2,000rpm以下で事足りてしまうのです。ほんのすこし踏み増すだけで加速してくれます。急発進、急加速、急ハンドルは似合わないからジワっとでいい。ALFA155TS 8Vのように、限られたパワーを使い切って走る楽しさがあれば、BMW735のように、与えられたパワーを半分くらい残して走る楽しみもあります。高速道路で遠くへ走る機会があれば、このエンジンの本性も徐々に明らかになっていくことでしょう。

まずは週明けに車検を通します。よし、あと2年乗るぞー!