SHOT 120 - 2005/11/25

先日のAMG SL55で高速道路を走りました。速いのは当たりまえ。5.5L V8エンジンで500PSと聞くと「一体どんなモンスターマシンなのだろう」と期待しますが、ふつうに乗っていればふつうのクルマです。ただ鞭を入れたときのパワーが半端じゃない。スーツを着ているとわからないけれど、じつは太ももが電信柱みたいなアスリート、といえばわかっていただけるでしょうか。

さて本題。今日、先代 500SL (R129)に乗りました。

じつはR129はわたしの密かな憧れ。インテリアもちょっと古臭いけれど、趣があってよろしい。R230もあと10年経てば値段もこなれてきて魅力的に見えてくると思います。ちょっと古いクルマに乗っていると「クルマが好きなんだな」と見てもらえそうなのもメリット。

走り出したときの第一印象は「735より軽い」。735のうしろ半分を切り離したような感じ。乗り味はどこか似通っています。左の写真は高速を流しているところですが、やっぱり快適です。シートもしっかりしてる。右足にくっと力を入れればゴワ〜ンと加速してくれます。そう、このおおらかさが735と似てるんだ。(笑)

R129はトランクもそこそこ容量があるし、シートのうしろにバッグを置くこともできます。気負わずに普段の足として乗れたら素敵だと思います。

500SLからALFA155V6に乗り換えました。

155に乗るのは久しぶりだな。なつかしい。クラッチも軽いし、シフトもスムース。よしよし、メーターもちゃんと動いてるな。この 2速、3速でクォーンと回転が伸びていくフィーリングが最高。そういえばブイロクってこういうクルマだったっけ。(独白モード)

高速にのって「155も速いなぁ」と速度計を見たら「え、まだこんなもの?」。155は短・中距離走者なので「街乗り+軽いワインディング+高速もチョット」というのが主たる守備範囲です。名古屋から「ちょっと六本木まで行ってくるわ」と言えそうなSLとはちがいます。そんなに飛ばさなくてもスピード感を満喫できる、とってもお得なベルリーナです。

高速から国道に下りて、ふと前が開けてフーっと加速していった3秒間、心底シアワセでした。アルファロメオのエンジンは最高です。