SHOT 173 - 2006/03/15

CITROEN C4 2.0 EXECTIVE に乗りました。

ステアリングは中央部分が動かず、周囲だけが回るところがシトロエンらしさでしょうか。速度計はダッシュボード中央に大きな数字で表示され、タコメーターはステアリング上部に液晶のバーで表示されます。乗り味はソフトで、ATのシフトもスムーズ。2リッターなので過不足なく走ってくれます。言い換えるとふつうのクルマなのですが、軽い乗り味のヨーロッパ車をお探しであれば選択肢のひとつになるでしょう。逆にどっしりとした乗り味がお好みであれば AUDIやOPELがよいのではないでしょうか。VWは乗る機会が少ないのでわかりません。(AUDI A3インプレッションはこちら

AUDIといえば A8 4.2 quattro のオーディオ(BOSE)は良かった。グラブボックス内にCDチェンジャーとMDチェンジャーが仕込んであります。いろんなクルマの純正オーディオを聴いてみるのですが、感激することは少なくて「なんとか我慢できるかなー」というレベルが多い。その中でA8はさすがにお金がかかっているようでした。本革シートの座り心地も最高。「リアシートのほうが良い」というスタッフもおります。文字通り「高級車」です。

今日はその後、F355、ELISE111、ELISE111Rと乗り継ぐことができて大層シアワセでした。(笑)

F355(6MT)も2万kmを超えて最初の固さが取れてきて、操作感もエンジンの吹け上がりもスムーズになってきたようです。ALFA156GTAの左ハンドルに乗るのと大差ないというと語弊があるでしょうか。車幅と最低地上高、それに車両価格に神経をつかいますが、それくらい運転しやすい。フェラーリに乗るときにはシフト時にゲートにカチンと当てないようにシフトのアップ、ダウンをするように心がけています。うまくできるとうれしい。

エリーゼは111に乗ったあとで111Rに乗ると、やはり重く感じます。発進時の転がり出しがちがう。やはり200kgの差は大きいものがあります。でも、その分111Rはどっしり感があって快適。高速道路も走りやすくなりました。

人間とおなじで、すべてを同時に手に入れることはできないようです。

昨年暮れに一旦お納めしたザガート・スパイダーの幌と革シートを2脚とも張り替えたのですが、そうするとシートと周囲の色目が微妙にちがってきます。これは最初からわかっていたことなのですが、周囲を塗装するにあたってオーナーのご要望を伺ったところ「ダッシュボードも塗りたい」ということで外しました。ダッシュボードはそのままではフロントグラスが邪魔で塗装できないのです。

これでも自走可能なのですが、マセラティにあるまじき光景ではあります。(苦笑)