レポートをスタートしてはじめて給油したら燃費はリッター当たり6.8km.「街乗り+早朝散歩」とはいえ思ったより伸びませんでした.エンジンをかけると排気ガスが黒いし,Eワヤマさんも長屋さんも「ガスが濃い」といってます.BXの給油口は鍵を開けるとカバー自体がキャップを兼ねているんです.これならスタンドの人に任せてもキャップや鍵が壊れることは少ないでしょう.満タンでわたしは40リッターでしたが,長屋さんは50リッター近く入ったとか.意外にタンクが大きいようです.
- ■ 実用車をもつこと
- 朝,ネクタイを締めて上着をきて「今日は暑くなりそうだな」と思っても「雨になりそうだな」と思っても「BXだから大丈夫だな」.あくまでのんびりマイペース.リトモは駐車場から出すだけでも気合いが必要で乗りにくかったことを思うとじつに平和です.これが「実用車をもつ」ということなんですね.
キーをもってBXのところへ行くと車高が下がっているのでキーシリンダーがやけに低く,腰をかがめなければなりません.ガシャンと威勢よくロックが外れ,ドアを開けてふわふわシートに腰を下ろします.バッグを助手席においてキーをイグニッションに差します.
最近気づいたのですが,朝いちばんでも右足の補助なしでエンジンは一発始動するんです.問題はその後.5秒くらいで前後の車高が上がりはじめるのですがそこからアイドリングが不安定になってくるのです.仕組みはよくわかりませんが,ハイドロを機能させるためにエンジンのパワーを使っているのでしょうね.エンジンをかけなければ車高が下がったままなんですから.
アイドリングが安定するまえにクーラー(コンプレッサー)を動かしたら駐車場の出口でストールしてしまいました.エンジンが止まるとステアリングが重くなります.再度セルを回してもエンジンがかかりません.と思ったらAレンジじゃだめですね.Pレンジにして再スタートです.
雨上がり,汚れた窓をウォッシャーで拭いたら「あれ,ウォッシャー液はどこから出てるの?」.ワイパーアームの黒いビニールパイプから直接ブレード(ウィンドウ)にかけているようです.こういう仕組みもあると聞いたことはありますが実物を見たのははじめてです.アームの動きが速いので注意しないと歩行者に水をかけてしまいます.
細かいことに気がつくようになってきたということは余裕が出てきたんでしょうね.
- ■ ATのメリット
- ATって楽チンなのは認めますが,走ることを楽しもうとすると「余計なお世話」を担当してくれているようでどうしても好きになれなかったのですが,シュワ〜っと加速して,シュ〜ンと減速するのを繰り返すにはドライバーの手間を省いてくれます.「いま何速なのか」なんて気にしない.そこで生まれたゆとりを他のことに振り向ければいい.それがわたしの場合「きれいに曲がること」なのです.
ATのBXはシフト操作から解放してくれて「きれいなコーナーリング」に集中することできます.これはATのメリットです.足回りの性能についてはうまく言えないのですが,BXならBXの足を生かした走り方をさせてみたい.
でも自分でもどういうのが「きれい」なのかわかっていないからむずかしいですね.