これがリトモだったらそもそも気合いが要りますし,なにかあっても不思議じゃないという気でいるでしょう.ところがBXは実用車のくせにスリルも味わわせてくれます.「これしきのことで動揺してはいけない」「ついでに仕組みを覚えてやる」と,ヤブを突つくものだからヘビが出るんですね.わかっちゃいるけれどやめられません.
- ■ BX注意報発令される
- 今朝は雨が上がっていたので昨日同様スムーズに出発することができました.
ところが大通りに出て加速している最中に回転がばらつき出し,赤信号でアクセルを戻したところでストールしてしまいました.仕方ないので左足ブレーキでストールを回避しながら会社までたどり着きましたが「こりゃそのうち立ち往生するな」.
半ば面白半分にEワヤマさんに「近いうちにBXが路上で止まるかもしれません.注意報です」とメールしたら「BX注意報ですか.なんだか天気予報よりは当たりそうで恐いです」(笑).
ところが帰宅前にボンネットを開けてびっくり.
バネ仕掛けが外れているではありませんか.ストールしたのも納得です.
なぜコールドスタートの状態が当初よりも悪化したのかは不明ですが,もはやわたしはバネを手放すことができません.仕掛けるも,外すもワンタッチですが,唯一の難点はボンネットを開けないと触れないこと.
プラグを外して掃除しておこうと思ったのですが固くて外れません.小型のラチェットハンドルでは無理があります.「このまま思い切り左に回せばいいんですか?」とメカニックの長屋さんに電話で確かめました.「エンジンが冷えているより暖めてからのほうが外しやすいですよ」とのこと.なんだか逆のような気もしますが,いずれにせよ現状では外すことができません.
わたしが非力なのかしらん?
- ■ 触らぬBXに祟りなし
- 友人にメールで「プラグが固くて外れない」といったところ「小さな工具を使ってるとか、服の汚れを気にしながら作業してませんか? それだと固いです」.図星です.(笑)
きのうよりも大きめのラチェットハンドルを使って「外れないわけがない」と信じて回したら緩みました.「無茶したら壊れるんじゃないか」とビクビクしているとだめですね.力の入れ具合にもコツがあるようです.
プラグの火花が飛ぶ接点部分は白いのですが周囲はカーボンで真っ黒.予想はしていましたが,シリンダー内部も汚れているのでしょうね.とにかくブラシで掃除しておきました.
しかし外れたのは1番シリンダーだけで他の3本が外れません.どうしてこんなに固いんだろ? 締めた人はプラグに恨みでもあるのだろうか.
ついでにイグニッションコイルのデスビへつながるコードのコネクタを外してみました.真鍮製の接点が濡れているように見えたのはグリスでした.プラグコードを元に戻してチョット銀行まで.
なにコレ!? おい,なんで止まるんだ.コラ,真面目に走りなさいってば!
左足ブレーキを駆使しても途中3回セルを回しました.こういうときだけはATなのがうらめしい.銀行の駐車場に入れてアクセルから足を放したら自動的にエンジンが停止しました.
用事を済ませてBXのエンジンをかけてみるとアイドリングが不安定.タコメーターの針が微妙に振れていて4気筒が規則正しく点火していない感じ.一旦エンジンを止めて,プラグキャップをきちんと押し込み,デスビやイグニッションコイルのコードも押さえます.エンジンは熱いから例のバネ仕掛けは機能していない(サーモスタットに押されてバネが遊んでいる)状態.
再度エンジンをかけると今度は回転も安定しています.要するに点火系の接触不良だったみたい.でも吹け上がりが悪い.だからプラグを掃除したいのにぃ.仕方ないから2速ホールドで踏んで帰りました.
BXをいじるとなにかが起こる.かといって放置しておいたのでは乗りにくい.いずれにしても楽はさせてもらえない運命ですね.