ふとイタリアのLANCIA THEMA 8.32を思い出しました.あれはフェラーリのV8を積んだクルマですが,滑らかに回るエンジンと軽い操作系,豪華な内装と,DD6に似たところがあります.ベクトルは異なりますが,どちらも「持つ悦び」があると思います.

■ 都内通勤編〜夜

仕事を終えて会社を出て,駐車場のDD6のドアを開けてエンジンキーを差します.2段捻ると警告灯がついてブザーが鳴ります.そのブザーが鳴り終わるのを待ってセルを回してエンジン始動.スモールライトをつけて一旦クルマを下りて眺めてみました.

いい眺めです.すらっと伸びるボディサイドのラインが美しく,キュっと絞り込んだ小さなお尻もセクシー.

エンジンルームからはシャカシャカとせわしげなメカニカルノイズが響いてきます.リアに回ると左右のパイプから控え目ながら低い排気音がしています.フロントグリルに手のひらをかざすと涼しい.ファンで外気を吸い込んでいるのでしょう.

サイドブレーキを外してPからRレンジへ.フットブレーキを緩めると思ったより速く動くので慌ててブレーキで抑えます.ロックしない程度にステアリングを切って表に出ます.RからDレンジへは一旦Nポジションで止めてからシフトするようにしています.

静かな場所でシフトするとわかるのですが,Nに抜いただけでもミッションから音が聞こえるのです.異音ではないのですが,慌ててガチャガチャ切り替えないほうがいいような気がします.ジャガーの操作は慌てず騒がずジェントルに,というのがよろしいようで.

帰りはいつもALFA164で使っていた裏道を通ってみることにしました.

この抜け道は一方通行でほぼまっすぐなので問題ないはずです.実際,通るのに不都合はなかったのですが,アクセルから足を離したアイドリング状態でも結構なスピードが出るのです.

狭い道ではいつ自転車が飛び出してくるかわからないので,時々フットブレーキでスピードを殺さなければなりません.(あるいは2速にシフトダウンするか) たとえ800rpmでもDD6はトルクがあるということかもしれませんが,これは良し悪しですね.

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2個目のガソリンタンクも残量が半分を切ったので給油することにしました.GSに着くと「今日はクルマがちがいますね」「これは借り物なんです.あ,ガソリンを入れすぎると溢れるかもしれないから控えめにお願いします」.

全部で65リットル入りました.どちらのタンクに何リットルくらい入ったか訊ねたところ,左に40リットル,右に25リットルだったとか.「それ,左右が逆じゃなかった?」「いえ,こっち(左)にたくさん入りました」.

おかしいなぁ.右タンクを先に使って,なくなってきたから左タンクに切り替えたのに.燃料タンク切り替えボタンが飛び出しているほうが右タンクで,押し込んだ状態が左タンクですよね.次回は給油の様子をちゃんと見てるようにしましょう.

トリップメーターはLUSSOで満タンにしてから400kmのはずだから燃費は6km/l弱ですか.そのうち東名高速が330kmあったわりには高燃費.次回の給油で都内を這いまわったときの燃費が出るはずです.(チョットこわい)