RITMO REPORT No.23
名古屋でも梅の花が咲いて2月にしては暖かい日が続いています.それにつれてリトモを停めたときに電動ファンが回っていることが増えてきました.

■ アイドル回転数調整

HAYNES によるとアイドル回転数は 1,000 - 1,200rpm の間に調整するように書いてあります.エンジンが温まるとちょうど 1,000rpm に落ち着くのですが,暖まるまでは 800rpm くらいでグズるのでちょっとアイドリングを上げてみることにしました.

2基のキャブの間にある「アイドル回転数調整ねじ」を回してみました.このねじは2基のキャブ全体のアイドリングを調整するものですからシンクロが狂うことはないそうです.

マイナスドライバーを持ち出して現在の位置を覚えてから回します.息継ぎとの関係も見てみたいのでわざと高めにしようと角度にして右に90度近く回してみました.半日停めてあったのでエンジンは冷えています.それで始動直後に 1,000rpm ちょうどということは暖まるともうすこし高くなるでしょう.

市街地を5分ほど走ると信号待ちで 1,200rpm,その5分後には 1,400rpm になってしまいました.息継ぎの感じもすこし変わりましたが消えたわけではありませんし,これではアイドリングが高すぎます.回転が下がるのは右足で補うことができますが,高すぎるのは運転中はどうにもなりません.ハザードをつけて路肩に停め,ボンネットを開けました.懐中電灯をつけてエンジンルームをのぞいてたら故障車に見えますね.(笑)

調整ねじは元の位置から約20度右に回した状態にしました.アイドルジェットを5番だけ大きくしても息継ぎは解消しないでしょうからつぎに試すとしたら加速ジェットだとお話していましたね.

横山さんに聞いたところ「加速ジェットはありません.借りてきましょうか?」.いえ,そこまでしてもらうこともないかもしれません.これも推測ですがリトモは最初から息継ぎしていたわけではないでしょうしジェットもいじっていないはず.すくなくともアイドルジェットは古いものです.だったらなにか別の原因で,特定の回転域で混合気が薄くなってしまったと考えられます.そろそろ分解してみたい気もするし,オーバーホールしたほうが早いでしょうね.

やっとアイドリングの回転数調整まではわかりました.

■ サーキット走行準備

週末家族で帰省することになりました.ひとりならリトモで走るところですが同乗者のことを思うと155がよいでしょう.

週末リトモが空くことになったのでEワヤマさんに連絡したら「週末にリトモをピックアップして週明けにバケットシートを付けておきます」.いよいよ走行会の準備です.できることならそれまでに息継ぎを消したかったのですが 3,000rpm 以上回せば関係ありません.サーキットではとくに問題にならないでしょう.

ついでに SABELT(4点式ベルト)が付けばそれで準備OK.各部の点検と増し締めもお願いします.

サーキットを走るときにはエアクリーナーカバーは外して,プラグも再度7番にしてみるつもりです.当日余裕があれば途中でプラグを換えてみてもいいかも.いずれにせよ楽しみです.