SHOT 074 - 2005/08/27

アルピーヌ A610 ターボのエンジンがかからなくなって入庫しました。

以前にもエンジンがかかりにくいことがあり、そのときはプラグがかぶったようだったのですが、その症状が悪化したということは他になにか原因があるはず。イグニッションコイルの抵抗値などを測定し、コントロール系統がおかしいので配線をたどって「ヒューズはどこ?」「リレーはどこ?」「コンピュータは?」。

コンピュータはリアシートの背もたれの中央カバーの下に付いていました。

左右を向いている青いヒューズを調べてところ、コントロールにつながるヒューズの抵抗値が高いのです。切れかけていたために、コントロールにかかる電圧が本来12Vなければならないのに5Vしかなかったわけです。それでは火花は飛びません。

イグニッションコイルはエンジンルーム左脇にあります。

右に出ている銀色の網線がアースで、下から出ている赤いケーブルがディストリビューターにつながっています。

接触不良がないように端子を磨いたりもしましたが、コントロールヒューズが切れそうになる原因はイグニッションコイルにあると考えられます。そもそも、常に高温にさらされている部品ですから、二度とこのような現象が起きないようにイグニッションコイルは交換することにしました。