BX REPORT No.17
ATのメリットは認めますが,いまだに納得できずにいます.ブレーキを踏んでいないと勝手に動いてしまい,停止状態からアクセルを踏み続けるだけで最高速まで加速することに危険を感じるのです.Easy Drive が「安易な運転」にならなければよいのですが.

■ ネバー・ギブアップ

エンジン始動後5分間.

たった5分なのですが一時停止するたびにストールするのです.その5分間暖機すればストールしないでしょう.でも排気ガスが黒いんです.できれば不要なアイドリングはしたくないのです.

キャブレターのオートチョークも排ガスも「修理」すればいいのです.おそらくBXはレポート終了後,ルッソの長屋さんが乗るだろうと思います.長屋さんは自分で直してしまうはずです.直すしかないことはわたしもわかっています.

ここからは hisata の意地と茶目っ気です.

自転車のブレーキワイヤー (1.6m) を買ってきて「手動チョーク」を付けることができないか考えてみました.

  1. スロットルケーブルが近いため干渉の危険がある
  2. ワイヤーを室内に引き込むのがむずかしそう
  3. チョークの戻し忘れ対策が必要
  4. 万一チョークが戻らなくなるとカブってしまう
  5. チョークバルブのアームのストロークが約1cmしかない(ワイヤーの引きしろが1cmでは手動調節が困難)

こんなことをプロのメカニックさんに相談したら邪道だと一蹴されるはず.だから相談できないのです.プロというのは自分の仕事に責任を持たなければなりません.わたしだったら絶対に一蹴します.(笑)

リトモでもエンジンが温まるまではストールしそうになっていました.だけどMTだからクラッチを切れば右足でストールを回避することができたのです.

エンジンが温まってしまえばクーラーを入れてもアイドリングは安定します.だからキャブ調整の範疇ではないのです.アイドル回転数を上げても解決しないのはリトモで経験済みです.

ATだからMTのようなストール回避ができません.一時停止するたびにPレンジに入れて再始動が5分の間に3回続くと「実用車失格」の烙印を押したくなります.

いまのわたしにはどうしようもないのでしょうか.

■ エンジンは足で動く

人間には足が2本あります.

だったら2本とも使いましょう.左足ブレーキです.

当初,左足ブレーキも試してみたのですが怖いからやめたのです.だけどこうなったら左足ブレーキを使う理由があります.

左足でブレーキをかけながら一時停止.それでもストールしないように右足を軽くアクセルに乗せておくのです.たとえストールしてもブレーキ優先です.左足に意識を集中しながら回転数にも気を配る.なんとか「魔の5分間」を切り抜けて右足に神経を使う必要がなくなっても左足ブレーキの練習をしています.

ブレーキをかけたまま(わずかとはいえ)アクセルを煽るのはミッションに無理をかけているような感じがします.だからやりたくないのですが,近いうちにプロの元へ行くであろうBXに「いまだけ」とわがままを言っているようなもの.

いまのわたしにできるのはたぶんこれしかないのです.他によい方法があれば教えてください.