Fiat 500 クラッチ修理

ギアが入らなくなりお預りした500(チンクエチェント)です。
調べてみたらクラッチのレリーズベアリングが破損していたので交換となりました。

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この車はATモード付きのセミオートマチック「デュアロジック」で、クラッチ操作は自動化
されていますがクラッチの機構自体はマニュアル車と同じです。部品交換するためにバンパー、
フロントサスペンションなどが外されました。

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左側タイヤハウス斜め前あたりから覗いたクラッチユニットを外したところです。右端の赤い物が
ブレーキキャリパーでその横にフロントストラットが見えます。クラッチユニットは黄色の矢印下の
円枠辺りにありました。

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クラッチレリーズベアリング。左が新品で、右が破損したもの。

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クラッチカバーです。ダイヤフラムスプリングのベアリングが接触する部分にも擦れた傷が付いて
しまっています。

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このレリーズ・フォークがベアリングを介してダイヤフラムスプリングを押してクラッチを切ります。

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不良個所はベアリングだけでしたが同時にクラッチユニット、ベアリング、フォークの3点を交換します。
これで安心!

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クラッチユニット類を組みつけたらハウジングの内部をきれいにクリーニングして装着します。
このあと補機類、サスペンション、バンパー、その他の部品を戻していきますが、今回は不良個所交換の
前後の作業が多い修理でした。

弊社では500の正規輸入に先駆けて2007年より販売、管理させていただいてきました。この車の魅力は
その頃から少しも変わらないばかりか、色々なバリエーションが加わってより広く多くの人達の感性を
刺激してファンを増やしています。近日中にイタリアから「RIVA」と「by GUCCI」という特別仕様車が
到着予定で我々も楽しみにしているところです!!

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