Porsche 911 (964) Carrera 2 納車整備

納車に向けて整備を進めてきました1991年式964型カレラ2です。

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真っ赤なポルシェ!オリジナル状態が良く保たれています。

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撮影時はちょうどブレーキホースの交換中でした。重要保安部品であるこのホース、ゴムでできているので
時間と共に劣化するのは避けられません。経年変化だけでなく冬季、路面にまかれる凍結防止剤(塩化カルシウム)
なども劣化の原因になります。
地味だけれども命にかかわるパーツです。目視では判断が難しいので定期的な交換をお奨めします。

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ブレーキオイルリザーバータンクはトランク内にあります。ブレーキオイルを抜いてホース交換、エア抜きと
いう手順で進めます。下段は右前輪サスで、矢印のホースを交換します。
ブレーキキャリパーはブレンボの4ピストンです。

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そして左後輪です。リアはエンジン側のホース取付部付近の工具の入るスペースが狭くて
若干やり辛いです。下段は新品のホース。

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こちらは同じく左後輪のブレーキローターを外した状態です。矢印のハブボルトの台座部分をご覧ください。
余分なところをぎりぎりまで少なくしてバネ下重量軽減に努めています。

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こちらのホイールナット。持つとエッ?!と思うほど軽い軽合金製です。ポルシェは昔から
こういう細かなところにも惜しまずコストを掛けてます。彼らにとっては当たり前のことをやって
いるだけなのでしょう。カタログとかでもいちいち声高にアピールすることなく売っていました。

運転して楽しいだけではなく、こういう姿勢も人々の信頼を積み重ねて今日のブランドイメージを
築き上げた理由でしょうね。当社ではこのところ964型の入庫が続きましたが知れば知るほどいい車です!
これからも世代を越えて乗り継がれるのは間違いありません。

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